佛 Saragi 文学でダンス

今年は台風が頻発していますね。みなさんの地域は大丈夫でしょうか。
雨が多いとなかなか外に出られず、プレーリーは合間の晴れた日に、ここぞとばかりに出かけております。


さて、10月6日(日)に吉野町市民プラザで開催された「佛 Saragi」を鑑賞しにいってまいりました。

「佛 Saragi」とは、横浜出身の文学作家である大佛次郎をテーマとして構成された、コンテンポラリーダンス公演です。

遠田誠さんによる構成・振付、また入手杏奈さんの振付で、日本女子体育大学ダンス・プロデュース研究部のご出演により行われました。
遠田さんは「まことクラヴ」の部長。2011年に開催された「ヨコハマトリエンナーレ2011」PRキャラバン隊として活躍されています。
まことクラヴについて詳しく知りたい方はこちら




それにしても……




文学作家をテーマにしたコンテンポラリーダンスって…いったいどんなのだ?!




と、まったく予想もつかない状態でドキドキしながら会場へ向かいました。

コンテンポラリーダンスについてはこちら→過去記事



大佛次郎を紹介するパネルも展示されていました。…が、ホワイエにはすでに人だかりが!
いそいそとホールに入り、心躍らせながら開演のときを待ちました。

静かにはじまったステージには、たくさんの本、そして猫たちの影…。


家の主がいなくなると、たちまちに猫たちが動き出します。




笑いもあり。そして激しい静と動の演出。生き生きとした表現は、長い時間をあっという間に感じさせてくれたのでした。

語録の少ないプレーリーは、うまく言葉にできないのですが…、感想は一つ。


すごく面白かった!!





今年は、大佛次郎没後40年という節目の年にあたり、各所で大佛次郎記念館とのコラボレーションになる催しがたくさん開催されております。きっと「こんな風に表現方法もあるんだ」という驚きと新鮮さに出会うことができるはずです。まだ大佛次郎を読んだことのない方も、その人物像を知るべく彼の世界に触れてみてはいかがでしょうか。



大佛次郎 1932年(昭和7)頃 横浜・ホテルニューグランド屋上にて(左) / 1966年(昭和41) 鎌倉・茶邸にて(右)



大佛次郎記念館にて只今公開中↓↓↓


大佛次郎の音楽館◆


【会 期】 開催中〜11月4日(月・祝)10時〜17時(入館は16時30分まで)
【休館日】 月曜(祝休日の場合は翌平日)
【会 場】 大佛次郎記念館
※地図はこちら→Googleマップ 横浜市中区山手町113番地
【料 金】 200円、小・中学生100円、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方(1名)無料
※第2第4土曜は高校生以下無料
【ホームページ】http://osaragi.yafjp.org/


※大佛お気に入りのSPレコード音源を初公開!会場で聞くことができます。
ラヴェルソナチネ」「水の戯れ」(演奏:アルフレッド・コルトー)
ベートーヴェンピアノソナタ第23番「熱情」(演奏:ルドルフ・ゼルキン)

吉野町市民プラザの今後の公演予定↓↓↓


◆プラザルネッサンス vol.1 現代への扉 ジョン・ケージ


【日 時】 11月10日(日)15時
【会 場】 吉野町市民プラザ
【出 演】 中川賢一(Pf)、中村恩恵(踊り)、苫野美亜(踊り)
【料 金】 全席指定 3,500円、ペア券6,000円(前売のみ)
【ホームページ】 http://www.yaf.or.jp/yoshino/

※10月9日(土)は中川賢一氏(Pf)によるプリペイド・ピアノのワークショップあり!!
前半は実際に本公演で使用するピアノのプリペアドを実演解説。
後半はプリペアドしていないピアノで「ソナタとインターリュード」の一部を演奏しながら、曲の解説。


詳細はこちら→ワークショップ

プリペイド・ピアノって??→こちら