「126 POLAROID −さよならからの出会い−」 ポラロイド!!

こんにちは。編集部の そらまめ です。

我が家には、カメラが3台あります。一眼のデジカメ、コンパクトデジカメ、そして友人に薦められたフィルムカメラNATURA)。そらまめ がかつて旅をしていたころはフィルムカメラしかなく、36枚フィルムを10本以上バックパックに詰めていったものです。
デジカメ主流のこの時代、横浜美術館でポラロイドを愛する写真家たちのポラロイド写真展があるというので、早速見てきました。

撮ったその場でペローンと写真が出てくるこのポラロイド。そらまめは、かつて飲み会でポラロイド写真をもらったことがあります。でも、「作品」としてポラロイド写真をちゃんと見るのは初めて。じっくり見るととっても味があるんですね。うすぼんやりした風合い、ボケ具合、薄いヴェールをかぶせたような仕上がり、が独特。クリアでない分、同時代の写真なのにどこか遠い昔を見つめているような、記憶の中の映像を見ているような感覚になります。「一瞬」を切り取っているというよりも、時間は止まってはいない、むしろ今でもずっと時が刻まれているような雰囲気をかもし出している。う〜ん、デジカメにはない味でした。ポラロイドファンは、そんな偶然の仕上がりに惚れているんでしょうか。それとも、焼き増しができない1点ものの価値、という贅沢さでしょうか。。。

そして大判のポラロイド写真も展示されています!ポラロイドの大判って!横浜美術館所蔵の作品です。撮影機器は150×150センチ、90キロの大きさで世界に5台しかないカメラだったとか。さすがに大判がベローンとカメラから出てくるわけではなかったそうです。

このポラロイドフィルム、ファンからだいぶ惜しまれたそうで、再生産が決まったとか。いつごろ発売されるんでしょうね。デジタル時代のフィルム写真。フィルムの味も、大事にしたいです。

■「126 POLAROID −さよならからの出会い−」
[会 期] 2010年8月7日(土)〜8月29日(日)*木曜休館
[時 間] 10時〜18時(金曜日は20時まで。入場は閉館の30分前まで)
[会 場] 横浜美術館アートギャラリー1
[料 金] 無料
http://www.yaf.or.jp/event/2010/08/126-polaroid.php