「ドガ展」観てきました〜

先日、ちょこっと空いた時間で横浜美術館の「ドガ展」を見てきました。
そらまめ が印象に残った作品を3つご紹介♪

《馬上の散策》1867-68年、油彩、カンヴァス、ひろしま美術館蔵(※10/30までの展示)
この作品に描かれていた“空”に、とても惹かれてしまいました。おそらく夕暮れ時の空なんじゃないかと思います。しかも、「夕焼け」ではなく、きっと燃えるような夕焼け直後の、夕日が落ちきるかきらないかの一瞬の空なんじゃないかなー。輝く茜色から少しずつ光がやさしくなり、ピンクや、ピンクがかった薄紫、淡い青、薄いグレーが層を描き始め、次第にグレーから深い紺が大きな空を占めていって夜になる・・・。そらまめ はギンギンの夕焼けの、少しあとの暮れかかった空が好きですが、ドガと同じ空を見たことがある、という気持ちになりました。


《マネとマネ夫人像》1868-69年頃、油彩、カンヴァス、北九州市立美術館
これは、ドガと仲良しだったマネ(有名なあの画家です)夫妻を描いた作品なんですが、この作品、右側3分の1が、切り取られてしまってるんですよー!ないんです、ばっさりと。ドガが切ったんじゃないんですよ。なんと“あの方”が切り取ってしまったんです!誰が切ったのか、なんで切ったのか、、、ふふふ、ここでは言えません〜。会場でのお楽しみ♪


《浴盤(湯浴みする女)》1886年パステル、カルトンオルセー美術館
ドガは、それまでの時代にたくさん描かれてきた理想の女性像ではなく、身近な普通の人々の裸婦を描いています。そらまめ は、西洋絵画に描かれている裸婦は、なんとなくいつも親近感が沸かず(自分が東洋人だからか?)、感動をすることが少なかったのですが、この作品は、普通の女性がしゃがんで湯浴みをする後ろ姿の背中のラインがとても美しく、ちょこっとみえるかかとなんか、とてもかわいらしくて、いいなぁと思いました。どうだー、っていうポーズの裸婦ではなく、普通の女性の美しさをありのままに描いてくれた感じが、ドガっていいな、と思いました。


ドガ展は12月31日(金)までやっています。まだまだやってると思っていると、終わっちゃうものです。お見逃しなく。
編集部、そらまめでした。

ドガ
会 期: 2010年9月18日(土)〜2010年12月31日(金) 木曜休館(ただし、12/23、30は開館)
時 間: 10時〜18時 (毎週金曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで。)
会 場: 横浜美術館
料 金: 一般1,500円(1,400円)、大学・高校生1,200円(1,100円)、中学生600円(500円)
     *( )内は団体20名以上料金